Q相続ってな~に?
相続ってよく聞くけど、どういうこと?って思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
法的にいうと、相続とは、亡くなった人(被相続人)の財産を、相続人が引き継ぐことです。
家族を養っていた人が亡くなった時に、養われていた人(配偶者や子どもなど)が路頭に迷わないように、養われていたであろう人を、法律上の相続人と定めて、財産を引き継いでいけるようにしたのです。
そのため、相続は、人の死亡によって開始します(民法882条)。
相続が開始すると、被相続人の財産上の一切の権利義務が相続人に引き継がれることになります。
例えば、Aさんには妻Bさんと子Cさんがいました。
Aさんが亡くなった時には、Aさんには預貯金1000万円、自宅、借金300万円がありました。
この場合、原則として、BさんとCさんは一緒に預貯金1000万円、自宅だけでなく借金300万円もすべて引き継ぐことになります。
このように、プラスの財産だけでなくマイナスの財産もすべて引き継ぐというところも重要なポイントです。
★ポイント★
①相続:亡くなった人の財産を相続人が引き継ぐこと
②相続の開始時期:人が亡くなったとき
③相続によって、プラスの財産もマイナスの財産も引き継ぐ
具体的な話は、以降のコラムで順をおって書いていきますね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました ^^
司法書士 石川孝美